沖縄に応答する会@山形

「沖縄に応答する会@山形」議論を起こそう、行動しよう。

きっとどこかで行方不明の二頭のジュゴンも生きていて、いつか基地建設が中止になった平和な辺野古の竜宮の海に戻ってくる日がきますように。

Hitomi Urushiyama

2019/5/30付け 荘内日報に掲載されました。

北国、山形市で市民に親しまれている千歳山のヒメサユリです。沖縄と関係ないのかもしれませんが山形の自然です。ことしは例年になく沢山咲いているようです。

沖縄の海にはかつてたくさんのジュゴンが生息していましたが、近年は三頭のジュゴンが確認されているだけの貴重な国際的な保護動物です。基地をつくるために埋め立てられる辺野古、大浦湾にはそんなジュゴンの大好物の海草が豊富にあります。ジュゴンの命を育む海なのです。
ジュゴンは津波から人を守り、人間に平和と命を与えてくれる神の使いと信じる人々の精神的な拠りどころとなってきました。政府によって強行な工事が進められている辺野古、大浦湾は沖縄の人々が大切にしている竜宮伝説の海なのです。

沖縄の辺野古基地建設の是非を問う県民投票日を前にした2月19日、琉球新報で「ジュゴン二頭が行方不明」という環境保全の問題を問う記事を目にしました。
その前日の18日に、私たちは鶴岡市のスーパーの出入り口のところで「辺野古埋め立てに賛成か、反対かを問うシール投票」を実施しました。沖縄の基地は抑止力のために必要だと言う人も1割ほどいましたが、9割にのぼる市民は辺野古の埋め立てに反対の民意をシールで示してくれました。多くの市民が美しい海を埋め立てることへの反対を口にしていました。小学生の子供も海を埋め立てるということはよくないことだと判断してくれました。

そんな辺野古の海では、県民投票で7割以上の県民が反対の民意を示したにもかかわらず、民意は無視され工事は強行されています。先ず浅瀬の海から違法な工事が進められています。竜宮伝説の海、埋め立てられた浅瀬の浜は海亀の産卵場所です。
でも、まだ難工事となる大浦湾の深い大部分の埋め立て予定の海は手付かずのままです。海底の地盤が緩く埋め立てを続ける全体の目処は立っていません。沖縄県の試算では2兆6千万円、工期は13年ほどかかるということですが、国はまだその全容を明らかにしていません。危険な普天間飛行場返還の約束から20年以上たってもまだ政府は「移設先は辺野古が唯一」を繰り返すだけ、本当に普天間基地が返還されるのか約束されないまま、県民投票の結果を無視して強引な工事が強行されています。沖縄県民に反対しても無駄だ、諦めろと言わんばかりです。

県民は沖縄に県内移設することを県民投票できっぱりと拒みました。基地の公平負担、県外移設の声は高まっていますが、「沖縄にいらない基地は本土にもいらない」「抑止力のために沖縄に基地は必要」と言う本土からの二つの勢力の大きな声と、その声を支える大多数の本土の国民の無関心によって、平等を求める沖縄の必死の声はないがしろにされ続けています。そんな現実が物言えぬジュゴンの痛ましい死に重なります。
3月18日、一頭のジュゴンが沖縄の海で死体で見つかりました。行方不明となっていた二頭のジュゴンとは別な個体です。死んで仰向きになって横たわる姿を見ましたが、まるで人間の幼児のように愛しい姿に見えました。古来からジュゴンが人魚伝説に語り継がれてきたわけがわかったような気がしました。私にもジュゴンが人間の姿に見えました。

人魚のお話は子供の時に何冊かの童話を読みましたが、今、思い出すとどれも純粋な心の人魚が人間を助け、人間の欲やエゴイズムの犠牲にされる切ないお話でした。でも最後は神様が人魚を憐れんで魂を救い上げて下さいます。少しばかりイエス.キリストの受難のストーリーを思い出させます。私たちはそんな人魚の伝説や童話から何を学んできたのでしょうか。
この令和元年、私たちは新たな人魚伝説を求めているかのようです。
私たちは、まだ引き返すことができるのではないでしょうか。まだ、もとの自然に戻すことはできるのではないでしょうか。
本当に沖縄の海も、そんな海や海の生き物を愛して守る沖縄の人々の心も音楽も美しい映画です。
絶対にテレビでは観ることができない映画です。今、埋め立て工事が進んでいる辺野古の海を描いた映画です。どうぞ、映画館でご覧になって下さい。そして自分の目で確かめて下さい。
私たちは今、なにを守らなければいけないのか、戦争につながる基地はもう沖縄にいらない。私たちが平和な島を返しましょう。

きっとどこかで行方不明の二頭のジュゴンも生きていて、いつか基地建設が中止になった平和な辺野古の竜宮の海に戻ってくる日がきますように。そして人間の自分勝手と無責任によって沖縄の海に押し付けられた基地建設を止めた人魚伝説を私たちは未来の子供たちに語り継ぐことができますように。ジュゴンの存在と不思議な力を信じたい。
この映画を観て下さったならば、罪のない子供のようなジュゴンから私たちは行動する力をもらえるはずです。

#この映画は出羽三山の自然を守る会結成50周年記念上映です。

千歳山、小雨に輝いていました。庄内では「じしゃ」とか子供のころ言っていました。                    エゴノキとはエゴノキ科の落葉小高木である。北海道~九州・沖縄まで、日本全国の雑木林に多く見られる。 和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐいことに由来する。チシャノキ、チサノキなどとも呼ばれ歌舞伎の演題『伽羅先代萩』に登場するちさの木はこれである。 斉墩果と宛字するが、本来はオリーブの漢名。ウィキペディア


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